大谷山6号墳

大谷山から北に伸びる尾根上に立地する墳長25mの前方後円墳。
墳丘は円筒埴輪列が囲む。
西側くびれ部付近の円筒埴輪列の内外からは、形象埴輪(巫女等の人物、馬等)
及び須恵器が散乱する状態で出土した。
埋葬施設は後円部の岩橋型の横穴式石室。
前方部上の竪穴式石室、後円部北東裾の箱式石棺である。
横穴式石室は、左片袖に近い形態で、玄室前道は未発達であることから岩橋型の初現的な様相をもつ。玄室には赤色顔料が遺存する。
6世紀初頭の築造と考えられる。



大谷山6号墳


大谷山6号墳 横穴式石室


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